時わたりatラブ(仮)




島原の大門の前にくる。




着飾った子どもや女の人が男の人と話してたりする。



みんな、綺麗。

まさにはんなりって言葉が似合う。




藤「らんちゃん、いくよ?」


ら「うん。」


提灯が赤く光ってて場を明るくしてる。



禿「お藤姐はん、おこしやす!」



可愛いらしい女の子が近づいてくる。

年は9歳くらいだろうか。


藤「あら、吉野ちゃん。少し見ないうちに大きうならはった?」


吉「そやろか。いっつも小さい小さい言われてて馬鹿にされてますのや。」


藤「ふふふ。可愛いなぁ。

このこ、禿の吉野ちゃん。」


吉「吉野どす。どうぞ、よろしゅう。

あんさんは、お藤姐はんのお連れでっしゃろか?」

ら「らんといいます!宜しく。」




ヤバイ!

可愛い〜。

おめめくりくり。



吉「時雨姐はん、お店でまってますえ?

今日は姐はんのお稽古どすやろ?」


藤「そやった。案内お願いします。」


吉「へえ!うちに任せてください!」


吉野ちゃんは小さい両手に私達のてをにぎりずんずかあるいてく。


歩いていると、


『お藤姐はん、こんばんわ!』


と声をかけられたりしてる。



お藤さん、有名人だなぁ。












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