時わたりatラブ(仮)




ら「私のお父さんと、お母さんはあたしが10の時に離婚した。

お父さんは浮気をしていたみたいで、お母さんにばれちゃったんだって。


別にそれまでは良かった。


私がいる前では、親はあたしの前では優しかったし仲がよかった。

離婚してからも。だけど離婚して暫くしてお母さんが死んじゃった。」


思いだすと

少しだけ怖くなる。



土「つらかったな。」




ら「そしたら、
お父さんは、お母さんが亡くなった一週間後に若い女の人をつれてきた。

それが11のときで。お父さんはこの人が新しいお母さんだぞー、って。その人は、美人で、笑顔が綺麗だった。


リョウコです、よろしくね、って笑ってた。


びっくりしたけど、私が寂しかったからお父さんが連れてきてくれたんだと思ってたんだけど、大きくなって実際は違ったって思ったんだ。」



土「リョウコってのは、いい女だったのか。」



ら「全然。最初は泊まりにくるぐらいだったんだけど、暫くして一緒に住むことになった。


お父さんは、お金持ちだったから多分それ目当て。


で、リョウコとお父さんには隠し子がいたのを知らされた。あたしの6つ年下の夏子。
そこからが、本当に辛かった‥。」



でもそこからが1番辛かったんだ。







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