時わたりatラブ(仮)





ら「それで、お父さんはあたしのことなんて見てくれなくて。


邪魔ものあつかい。夏子はいっつもニコニコ笑ってて、お父さんとリョウコと出掛けたりご飯食べたり、誉められたり。


私はひとりぼっちで。

いっつも、寂しかったの。


で、段々リョウコはあたしを家族として見てくれなくなってて、暴力をふるわれてどんどんお父さんにも同じことされた‥。」




り『あんたなんて、あたしたちに要らないの!

家族じゃないの!

わかる!?私の娘は夏子だけなのよ?』



ら『ごめんなさ‥‥い。もう、口答えしないから許して。』




り『許して!?言ったでしょ?あんたは家族じゃない!

この家にいられて、ご飯食べれるだけ感謝しなさいね。反省したなら、片付けと掃除やっておいて!』




ら『はい。分かりました。リョウコさん‥』



めちゃくちゃ悔しくて。

毎日泣いて。

多分、一生文の涙をながして。




そのころから、あたしは性格が変わった。

そう、グレたのだ。



そして、誰にも嫌われたくないからポーカーフェイスになった。







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