鈴芽 ~幸せのカタチ~
『本当ですか?!
どんな話?!』

真剣な目で聞くのでイチローは驚いてしまった。

『いや、どんなって言われると…。
えっちゃんが今日どーしたこーしたって。
えっちゃんにこんなこと言われたとか。』

『そうですか。』

その顔はすごくうれしそうだった。

スズメの言ってた通りころころよく表情が変わる。

少しイチローの顔もほころんでいた。

『何がおかしいんですか?』

今度はまた怒り出した。

『いや。』

気持ちを落ち着かせるようにえっちゃんは
コーヒーを飲んでから、話始めた。

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