鈴芽 ~幸せのカタチ~
第四章 あたたかな気持ち
ハンカチにアイロンをあてる。
オジサンのハンカチだ。
あのあとすぐ祐介がやってきて、私は帰った。
オジサンはいいと言ったが、洗って返しますと言って私はハンカチを持ち帰った。
もう少しオジサンと話がしたかったのかもしれない。
私は今まで鳩に餌をやるオジサンを見ていて、幸せそうと思っていた。
でも近くで見るオジサンの顔は少し悲しげで、
力無く、でもとても優しそうに笑う人だった。
オジサンのハンカチだ。
あのあとすぐ祐介がやってきて、私は帰った。
オジサンはいいと言ったが、洗って返しますと言って私はハンカチを持ち帰った。
もう少しオジサンと話がしたかったのかもしれない。
私は今まで鳩に餌をやるオジサンを見ていて、幸せそうと思っていた。
でも近くで見るオジサンの顔は少し悲しげで、
力無く、でもとても優しそうに笑う人だった。