鈴芽 ~幸せのカタチ~
第六章 告白
『もぅ来ないかと思ってたよ。』
いつものやさしい笑顔。
どこが好きかなんてわからない。
好きになるのに理由なんかないっていうのは本当だったんだ。
私は今まで好きになってくれる人を
好きだと勘違いしていた。
『寂しかった?』
冗談半分で聞いた。
『少しね。』
冗談でも嘘でもうれしい答えだった。
『彼とは仲直りできたか?』
その顔で残酷な質問をする。
私はその質問には答えずに、笑って言った。
『ねぇオジサン。こないだの話の続きしていい?』
いつものやさしい笑顔。
どこが好きかなんてわからない。
好きになるのに理由なんかないっていうのは本当だったんだ。
私は今まで好きになってくれる人を
好きだと勘違いしていた。
『寂しかった?』
冗談半分で聞いた。
『少しね。』
冗談でも嘘でもうれしい答えだった。
『彼とは仲直りできたか?』
その顔で残酷な質問をする。
私はその質問には答えずに、笑って言った。
『ねぇオジサン。こないだの話の続きしていい?』