鈴芽 ~幸せのカタチ~
でももしそうじゃなかったら?

そんな事関係なく、私自身を拒絶しているのだとしたら。

どっちかなんて恐くて聞けない。

正直バツイチって聞いて、驚いたし、ショックだった。

どうしようって思った。
でも1人だってうれしくもあったの。

ねぇオジサン。

私の事どう思ってますか?

もしも、何にも背負ってるものがなかったら、私を選んでくれましたか?
聞きたいのは、オジサンの正直な気持ちです。

私にそれを聞くチャンスすら与えてくれないんだね。

私は声を殺して泣いた。
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