りんごの木の下


「お母さん…??…真ちゃんがいないの…。おばさんもいないし…どこ行っちゃったの??」



お母さんはあたしに笑って言った。



「真ちゃんはね、少し離れた所に住む事にしたの。」


「また戻ってくる??…また会えるかなぁ…」


「うん。きっと会えるわ。」





あの言葉を信じ続けていたあたし…




でもいつまで待っても


真ちゃんは戻ってこなかった――。


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