☆終わり=始まり☆
「そうかな??同じに見えるけど??」

私は少し連に寄り、ソラを見上げた。

「お前に話すんじゃなかった。理解力ねぇな。」

「はぁ??」

「まぁ、いいや。昨日のソラもキレイだったけど、今日のソラもキレイだな。」

連に怒ろうかと思ったけど、話を切り返されて怒るにも起これなくなった。
私はため息を小さく吐くと、連の言葉に頷いた。

「今日みたいなキレイなソラ、今度いつ見れるかわかんねぇよな。」

「そうだね。」

「そういう理由もある。」

「ふ~ん。」

連は横目で私を見ると、

「お前、今どうでもいいと思っただろう??」

と言った。
図星だった。
連の言葉を理解するのに少し疲れていた。

「別に。」

私はそう言うと、カメラを再びソラに向けてシャッターを押した。


今、私が見ているソラと連が見ているソラは違うのだろうか??

そう、思いながらシャッターを押し続けた。
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