Limit of Love-想いの先に-



「……奈都⁈」


倒れた奈都を抱きとめて
その場にゆっくり腰を下ろすと

すぐに
先生が何人か駆けつけた



「大変だ……!

吉岡先生!
すぐに親御さんに連絡を!!」

「はい……っ!」



ーーーーーー親御……?



「悪いが君!
おぉ、工藤くんか……!

とりあえず保健室まで
彼女を運んでくれないか……」



「わ、わかりました…」




抱き上げた彼女は
予想以上に軽くて

なんだか
このまま儚く消えてしまいそうで



保健室へ急いだ







< 31 / 85 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop