Limit of Love-想いの先に-
「……奈都⁈」
倒れた奈都を抱きとめて
その場にゆっくり腰を下ろすと
すぐに
先生が何人か駆けつけた
「大変だ……!
吉岡先生!
すぐに親御さんに連絡を!!」
「はい……っ!」
ーーーーーー親御……?
「悪いが君!
おぉ、工藤くんか……!
とりあえず保健室まで
彼女を運んでくれないか……」
「わ、わかりました…」
抱き上げた彼女は
予想以上に軽くて
なんだか
このまま儚く消えてしまいそうで
保健室へ急いだ