Limit of Love-想いの先に-
*6





机に伏せて


ボーっと窓の外に広がる
青い空を見つめる



朝のSHR前


隣の席は未だ空っぽ


琇真くんは
相原くんに連れ出されたまま

まだ帰ってこない




1年の頃から

ひとりぼっちの教室には
慣れていたはずなのに


なのに…



今は

こんなに寂しい





' 友達 '


その存在の大きさを

一人で
改めて実感する







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