Sugar Love 番外編①
寝室のドアが静かに開いて琉聖さんが入ってきた。



「まだ寝ていないのか……」



目をパッチリ開けた私に琉聖さんは少し顔をしかめて見せる。



頭の中は冴えてしまい、まだ私の顔は眠そうには見えないはず。



時計を見ればもう午前1時を回っていた。



「興奮しちゃって……」



肘を突いて上半身を起こす私に琉聖さんが近づいてくる。



「子供みたいだな」



そう言われて本当の事だから怒れない。



私はにこっと笑った。



「君が嬉しそうで良かった」



「もちろん嬉しいし、楽しいし、夢見たいなの」



琉聖さんは私の隣に横たわり、身体を自分の方へ引き寄せてくれる。



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