Sugar Love 番外編①

午前中に私の実家に寄り、姉と慎と会ってから成田空港へ向った。



出発は夜の２０：２０発　シドニー便



初めてのファーストクラスの席に座った私は落ちつかなく、辺りを見回した。



初めての海外でエコノミークラスに乗らなくて済むと言うのは何ともうらやましい限りだだろう。



席につくとすぐにキャビンアテンダントの美しい女性が挨拶に来た。



琉聖さんに感じよく接するのを見ると、嫉妬心が私の心の中で芽生えた。



仕事なんだから妬いちゃダメっ。



そう思っていても、入れ替わり立ち代り到着するまでキャビンアテンダントが頻繁に来た。


とうとう私は嫉妬どころかあきれ果ててしまった。



食事を食べると昨夜はたっぷり眠っていなかったせいか私は眠ってしまった。



琉聖さんは毛布を私にかけてくれる。



病気は治ったもののまだ貧血はまだ見受けられ、体力は８０％ほどしか回復していないし、何より風邪と疲れは大敵だ。


だけど、あの時とは雲泥の差で私は元気になった。