【続】早瀬くん、好き。
それに、なぜか階段を上がってる。
もう…そりゃあ大分。
運動音痴な私はもうハァハァですよ。
「つ、疲れた…」
私がそう言ったころには早瀬くんはすでに階段を登り終えていた。
早いなぁー。
さすが私の早瀬くんっっ‼︎‼︎‼︎
「ほら…手ぇかせ」
早瀬くんが私に手を差し伸べてくれる。
「え?う、うん‼︎‼︎
ありがとっ」
なんだろ…早瀬くん今日はやっぱりいつもと少しだけど、ほんの少しなんだけど
いつもと違う。
私はやっと階段を登り終えた。
……………。
「わぁぁあー!!!
なにこれっ、すごく綺麗だねっ‼︎‼︎」
そこには辺り一面に綺麗な夜景が広がっていた。
たくさんの光がピカピカ光っていてすごく綺麗だった。
私って女子のくせに…あまり夜景とか興味なくてみようとも思わなかったからなぁ…。
でも、見れてよかった…。
そのくらい綺麗な夜景だった。
「だろ?
まさか、そこまで喜ぶとは思ってなかったけどなぁ…はは」
早瀬くんは夜景を眺めながらそう言う。
やばい…夜景を眺める姿もちょーカッコいいっ‼︎‼︎
だけど…なんかどこか寂しそうで。
「あ、あのさっ‼︎
早瀬くん…何かあった?」