【続】早瀬くん、好き。
「うん。大まじだよ。
中津くんは?彼女と上手くいってる?」
水族館の時にいた彼女お人形さんみたいでめっちゃ可愛いかったもんなぁ。
目なんかクリクリで。
「あー…、それ彼女じゃないよ」
え?違うの?
腕とか組んでたのに?
「じゃあ友達…?」
にしては密着しすぎだったような。
「うーん。
告白されたから試しにデートしてみた。
みたいな?」
…あれ?
もしや中津くんって
「女好きになった!?」
昔からモテモテだったのは知ってたけど…まさか女好きになってたとは。
「ちげーよ、バカ。
なりたくてなったわけじゃねぇし…」
??
「意味がよくわからない…」
「好きな子がずーっと振り向いてくんないから他の女に走るしかなかったのー」
好きな子…?
「あっ、もしかして中学の時に言ってた子?」
「うん、まぁ…」
やっぱりなぁ。
中津くんも一途だなぁ…。
「そっか。
あの…さ、中学の時は本当にありがと。
最後の方は全然話せなかったから改めてお礼言いいたいから…。
本当にありがと…」
中津くんにはすごく助けてもらったから。
やっぱりお礼は言っときたい。
「…うん。
てかごめんな。
最後の方すごくお前のこと避けたりして」
謝ることなんてないのに…。
「ううんっ!昔のことだから気にしないでっ!」
「昔のこと…か」