【続】早瀬くん、好き。



「おい、鮎原。
そんなでかい声で名前呼ぶな」




あ、私の探してる早瀬くんだ!



「早瀬くん!!!

ごめんね!!悪気はないの!

朝起きたら10時で私もビックリで…」



私テンパりすぎだぁ!!


でも、デートしたいんだもん…。



「…はぁ。

お前のことだろうから遅刻するとは思ってたけどな」



がーん。

私ってそんな風に捉えられてるのか…‼︎


「…ごめんなさい。

あの、デートは…してくれる?」



お願いします‼︎


神様、仏様、早瀬様!!



「…まぁ、いいよ。

俺のためにそんなオシャレしてきたんだろ?

努力に免じて許してやるよ」



フッと笑ってそう言う。



や、やったあぁあぁーー!!



「あ、ありがとう!!」




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