【続】早瀬くん、好き。
それとも図星?
「だって、お前ケータイも繋がんないし。
何かあったのかって思った」
私と正反対の方を向きながらそう言う。
ズッキューーーーーン
やっぱ、私のこと心配してくれたんだ。
う、嬉しい。
でも、心配かけたのは悪いよね…
「ごめんね、心配かけて。
ケータイ見るの忘れてた」
「別にいいよ。
無事だったんなら」
は、早瀬くん…
優しすぎだよ。
キュンキュンする。
「早瀬くぅぅーーん」
私は半べそかきながら早瀬くんの腕に抱きつく。