【続】早瀬くん、好き。

もともと体だけは丈夫だからねっ‼︎‼︎



「でも額のとこケガしてるだろ」



そう言って私の顔を覗き込む早瀬くん。


か、かお近い…っ///

いい匂いするぅー。

それに…やっぱイケメンすぎるぅー。



「は、早瀬くんのケガに比べればこんなの全然かすり傷だよっ」




もう治りかけてるしね。




「俺はいいんだよ。
けど、お前はかすり傷でもダメだろ?
女なんだから、一応」



心配してくれてるの…かな?


嬉しいけど…一応ってなに⁉︎


私、正真正銘女なんですけど?


………。



あっ、イイコト思いついたーっ‼︎‼︎

うふふっ。


「じゃあさ、もし傷が残ったら私をお嫁にもらってねっ?」



きゃあーっ‼︎‼︎


言っちゃった言っちゃった♪♪



「…はは、お前って本当予想外の言葉言うよな」



ちょっと笑いながら早瀬くんが言う。



「そうかな…?
それでっ‼︎返事はっ?」


ドキドキ

どうか神様お願いしますっ‼︎‼︎‼︎


「別にいいけど…」



えっ‼︎?
いいのっ?


きゃあーっ‼︎、感激ぃいぃいーっ‼︎‼︎



「いえーいっ♪」



「でも傷が残ったらの話だろ?
残らなかったらこの話はなしだかんな」




えっ?


ちょっと、笑顔でそんなこと言わないでよっ‼︎‼︎


でも…傷が残ったらって言ったのは私だし…。


あー、こんなことなら普通にプロポーズしとけばよかったぁっ‼︎‼︎



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