【続】早瀬くん、好き。


「えーっ‼︎
そんなこと言わないでよぉー」



「知らねー」



裏切りものーっ‼︎



………ん?
でも待てよ。



早瀬くんのお父さん情報によるとー…


早瀬くん私と結婚を前提にお付き合いをしてるんだよねっ‼︎?


てことは…ただの照れ隠しか?



いやだぁーっ、可愛いんだからもうっ。



「なにニヤニヤしてんの。
きもちわる」



………はい?


きもちわるいですと?


ふふん。

仕方あるまい。

形勢逆転してやるんだからねー?



「早瀬くんさぁー、お父さんに私と結婚するって言ったんだよねぇーっ?」



どうだっ‼︎




「……は?
なんで知ってんだよ」

「お、お父さんに聞いたから!」

「あのくそ親父が…」


むむ?

なんで知ってんだよ

ってことは‼︎‼︎‼︎‼︎


本当に言ってたってことだよねっ?


…嬉しすぎる。


もう死んでもいいやってくらいに嬉しい。



「早瀬くんっ、嬉しい大好きありがとうっ‼︎‼︎」


私はそう言って早瀬くんに抱きつく。



「おいっ、いてーよ…右手」



あ、興奮しすぎて早瀬くんの右手触っちゃったよ‼︎‼︎


「ごごごめんっ‼︎
大丈夫っ‼︎?」


「大丈夫だから」



はぁー、よかった…。



一安心だ。





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