【続】早瀬くん、好き。
「ねぇねぇ、早瀬くん!
そういえば私が寝てた時、こはるって呼んでたよねっ?」
いろいろあって忘れてたけど…。
ついに名前で呼んでくれたんだよねっ‼︎‼︎
「…そうだっけ?」
とぼけやがって…‼︎
でも本当に早瀬くんなら忘れてそう。
「あーあ。
ちょっと嬉しかったのになぁ」
呼び名にそんなにこだわってるわけじゃないけど心春って言われるとやっぱり
ドキドキしちゃうんだよね!
「…心春」
早瀬くんは優しくて低い声で
そう言った。
ドキンっ
不意打ちすぎてヤバイよ…!
早瀬くんの顔直視できませぬっ‼︎‼︎
私は絡み合ってた視線をばっとそらす。
視線合わせたままだったら私キュン死にしてたかも…。
「おいこら目そらしてんじゃねーよ」
そ、そんなこと言われても無理なもんは無理だよっ
私を殺す気か。
「あー、ならもういい。
俺は寝る」
えっ⁉︎
怒らせちゃった?
でも、そりゃあ怒るよね…。
自分から名前で呼んでって言っといて
呼ばれたら呼ばれたで目そらしたり
なんかして。
私サイテーだぁっ‼︎‼︎
「あああのっ…ごめんなさいっ‼︎
悪気はないんですっ‼︎
た、ただあまりにドキドキしてしまいましてですね…っ、だから決して…んっ‼︎⁈」
私が必死に謝ってるいると布団から
出てきた早瀬くんは私の頭に手を回す。
えっと…私今キスされてますよねっ⁈
「ちょ…はや…せ…くん」
しかも長いっ‼︎
そしてついには口の中に何かが入ってくるしまつ。
「…んっ、…ぁ」
いきなりのディープキスに私の口から甘い声がもれてしまう。
は、は、恥ずかしいっ‼︎‼︎
恥ずかしいけど最近やっと慣れてきたキスはどこか心地よくてとろけちゃいそうになる。
そして…数分続いたあと早瀬くんはやっと私の唇から自分の唇を離してくれた