【続】早瀬くん、好き。


「どういたしまして!
…あのさ早瀬くん」



「なに?」



「私たち付き合ってるよね…?
カレカノだよねっ!?」



これが実はかなり気になってたんだ。

お互い好きだって言うことはわかったけど、付き合うみたいな話にはなってないし…。

それどころか結婚の話になっちゃってたし…。


結婚はものすごくしたいけど、やっぱり
結婚の前はお付き合いだし?


確かめときたいよね!



「当たり前だろ」



無表情な顔だけど、早瀬くんはそう言ってくれた。



よよよよかったぁぁ…‼︎‼︎‼︎


なんか安心したぁ…。



「そ、そっか…!
じゃあ改めてよろしくお願いします」



「あぁ」



「じゃあ私帰るねっ?
バーイバーイっ!」



私は満面の笑みで早瀬くんの病室を後にした。



「お母さぁーんっ!
たっだいまぁーっ!」



上機嫌で家に入る私。



なんか改めて幸せを感じてます。



なんだか夢をみているよう。



でも…夢じゃないんだよね?

だ、だって!キスしちゃったもんっ!


きゃーきゃーっ‼︎‼︎


「うふふ…♪
早瀬きゅーんっ」



私はベッドにゴロゴロしながら今日のことを思い出してうはうはだった。




「ね、ねぇちゃん!!‼︎」



そんな私のもとへ弟の尚紀がノックもせずに入ってくる。


「ちょっとノックくらいしてよねっ!」



バカ尚紀がっ!


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