【続】早瀬くん、好き。
「ちょ、ちょ、ちょっと!!!!⁈
なにこれ‼︎⁈」
そこに写っていたのは私と早瀬くんがキスしている写真だった。
私の横顔がバッチリ写っていた。
しかも、これ絶対今日のだよねっ‼︎⁈
早瀬くんは今日目覚ましたんだし。
「なんかさ、俺の友達にケガして入院してる奴がいてさ噂で早瀬月夜が入院してるって広まってたから
好奇心でその病室覗きにいったら目覚めしてる上に彼女とチューしてたから
思わずカシャッとな。」
いや…それ犯罪だから‼︎
それにキスしてたところ見られてたんだ…。
は、は、恥ずかしいぃい!!!!
しかもその写真広めることないじゃんか…。
「さいあく…。
よりによって尚紀にみられるなんて…」
「なんだよそれ。
でもやっぱ姉ちゃんだったんだなぁ!!!!
俺、横顔似てると思ってたんだよ!!」
そんなに嬉しそうに話さないでよ。
こっちは恥ずかしすぎて死ねるわ…。
「てことで…姉ちゃん明日俺の友達も連れて早瀬月夜さんに会い連れてってよ」
「…え⁈なんで⁈」
2人きりの時間がなくなるじゃん!
しかも明日は念願の休日なのに!
「別にいいじゃん。
俺たち会ったことないしさ」
「じゃあ今度違う日に自分たちで会いに行けば?」
私を巻き込まないでよね!
あんな写真みられてノコノコ尚紀の友達くんと会えないよ。
「いやムリムリ!
怖いじゃんかよ。
でも姉ちゃんいんなら安心だわ。
よかったぁー。関わりある人がいて…」
早瀬くんのどこが怖いのかわからん。
あんなに優しいのに。
でも尚紀よっぽど憧れてるんだなぁ…。
顔をみてればわかる。
「うーん…。
仕方ないから…いいよ」
すぐに帰ってもらえばいいしねっ!
「まじで!?
姉ちゃんサンキューっ」
そう言って無邪気に喜んぶ尚紀
なかなか可愛いじゃないか。
「で、でも!
条件がある!」
うふふ。
「なんだよ?」
「その写真私にも送って‼︎‼︎」
だってぇー、早瀬くんちょーかっこいいんだもんっ!!!!!!!!
「え?まぁ…いいけど…」
「やったぁ!!!!
ありがとっ」
「早瀬月夜さんも何で姉ちゃんみたいなの選んだんだろうな…?」
「え?何か言った?」
「いや!何でもねぇ…!」
「ふーん?」
私はキス写真をみながら眠りについのであった。