【続】早瀬くん、好き。
早瀬くんは有名人⁈
翌日。


「おはようございます!
尚紀の友達の真也(しんや)って言います」


「同じ友達の智史(さとし)って言います」



「は、はぁ…。」




早瀬くんのお見舞いに行く前に私ん家に集合になったのだが、

みんなして私に敬語を使ってる。


そりゃあ…まぁ年上だけどさ…。


ガチガチしすぎだよ!



「姉ちゃーん!
俺、準備終わったから行こー」



そして長い準備を終わらせた尚紀が階段をすごい勢いで降りてくる。



「尚紀おせーよ!」

「どんだけ時間かけてんだよ」


友達も大ブーイングだよ。

自業自得だけどね。

だって遅すぎだもん。


「てか姉ちゃんそんな格好で行くの?」



え?そんな格好ってなに?

普通だと思うけど…。


「え?だめかな?」


私は白に黒字が入ったTシャツにジーンズ生地の半ズボン。

そりゃあラフだけど病院にオシャレしていかないよ普通。


「お前がオシャレしすぎなんだよ尚紀」


「そうだよ。病院だぞ?」


ナイス!お友達くん!

尚紀はいかにもデートに行くような服装をしていた。


「うっせーよ!
俺はもとからオシャレなんだよ」



まぁいろいろあったけど無事?
早瀬くんのいる病室の前まで辿り着いた。
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