【続】早瀬くん、好き。



‥‥今日は、待ちに待った早瀬くんの退院日。



私は、早瀬くんを病院まで迎えに行く。


来なくていい。


って言われたけど行っちゃうもんね。




「早瀬くーん?」



病室に入りながら名前を呼ぶ。



「あ、早瀬くん!
おっはよ!」



早瀬くんは私服で荷物を詰めていた。


はぁ‥私服姿久しぶりだけどやばいっすね。興奮します。



「鮎原か‥‥。
ずいぶん早いな」


「えへへ、まぁね。
退院おめでとう!」



「‥さんきゅ」


明日からまた早瀬くんと学校だぁ。

し、あ、わ、せ。



「早瀬くん‥腕はまだ治ってないの?」



早瀬くんは左手で荷物を詰めていた。




「‥ん。まぁ。」


「じゃ、じゃあ‼︎‼︎
私が荷物詰めるから早瀬くんはイス座ってて!」


そう言って早瀬くんを無理やりイスに座らせる。


よし!荷物つめよーっと!



「相変わらずだな鮎原は‥」


苦笑いをしながら早瀬くんが言う。


「ん?なにが?」


「いや‥別に」


「ええー。教えてよーっ」


荷物を整理しながら私が言う。

だってさ、相変わらずって何さぁ。



「いや‥」


「⁇」



「相変わらず、俺のこと大好きだなってこと」



涼しい顔をして俺様発言する早瀬くん。



ななな何今の‥‥っ!


超胸きゅんなんですけど私てきに‥‥っ




「あ、当たり前だよっ!
早瀬くんのことはいつでも誰よりも
すす好きだもん‥っ」



私の脳内は早瀬くんでいっぱいなんだから!


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