【続】早瀬くん、好き。


「愛花ぁ〜。なんか素敵だねえ〜。
2人ともよかったねえ〜‼︎‼︎」



本当にお似合いのカップルだ。



「心春さ、そんな呑気のこと言ってらんないんじゃない?」



へっ‥‥



「次、早瀬の番だよ?
早瀬彼女持ちってことあの司会者も知らないんだからね⁇」




あぁーっ‼︎‼︎
そうだよっ。早瀬くん本当にどうするのかな⁈



私に告白してくれるのかな‥‥うんないね。

早瀬くん人前でイチャつくのとか嫌いだし。




「お二人さんお幸せに〜。
そして次は2年連続グランプリを勝ち取った早瀬月夜くんの告白でーす!」



ど、どうするんだろう‥‥

てかこれ好きな人いないって場合考えてないのかな。



まあ〜、ここで告白されたらもう死ぬほど嬉しいけど、俺いないっすから。とか言うんだろうな。




「早瀬くん?」


何も反応しない早瀬くんに司会者はちょっと困ってるようだ。



「‥おい、ちょっとマイク貸せ」


えっ、早瀬くん‥‥?


「え、あ、はいどうぞ‥っ」


司会者はアワアワしながら早瀬くんにマイクを渡す。
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