【続】早瀬くん、好き。



うふふ、由梨ちゃんが来るのはちょっと心配だけどやっぱ早瀬くんと海は楽しみだなぁー♪♪



そんなことを思いながら私も帰り道を歩いた。




………。


緊張する。


なんでかって?


私は今から早瀬くんを海に誘うんだもん‼︎



メールより電話だよね。

声聞きたいって言うのが理由だけど。



えいっ


私は思いきって通話ボタンを押す。



プルルル♪


で、電話しちゃった。



出るかな?





『もしもし』



で、でた!!


それにしても…

早瀬くんの声聞けたぁー。

ふふふふ、かっこいい声だなぁー。

電話って最高〜、うふふ♪



『おい、きるぞ』



はっ!

ヤバイ、ヤバイ。
自分の世界に入り込んでしまったよ…。



「ご、ごめんね!

あまりにも早瀬くんの声がカッコよすぎて…」




『は?意味わかんねぇんだけど。

用件言えよ』



相変わらず冷たいんだからー!


でも、用件は言わなきゃね!


「あ、あのね!
愛花たちと海行かない?

雄介くんとか正樹とか彩芽ちゃんとかも来るんだけど…。

あと、由梨ちゃんと由梨ちゃんの彼氏も…」




『なんで由梨?』



ズキンっ

早瀬くんが由梨ちゃんのこと呼び捨てにするたび胸が痛む…。



「えっと、たまたま今日会ってそれで…」
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