【続】早瀬くん、好き。


なんで私にそんなこと言ったのかはわからなかったけど由梨ちゃんと中津くんには上手く言って欲しいなぁって思ってた。



けど、それから数日後…。


「ねぇねぇ聞いたー?
あの由梨ちゃんがふられたんでしょー?」


「そうそう!
ビックリだよね!
中津もやるねーっ」


そんな会話が学校中に飛び回っていた。


え、中津くんあの由梨ちゃんをふったの?

あんなに可愛い子を?

なんでだろ?



「鮎原ー!
おはよっ」



「な、中津くん!

おはよー。
って噂になってるね随分」


それなのにヘラヘラーとしてる中津くん。

「あー、告白断っただけでこんな噂になるとか参っちゃうよほんと、はは」


告白断っただけって…。

告白してきた相手があの由梨ちゃんだからでしょ。


本当にそのくらい由梨ちゃんの男子からの人気はすさまじしかった。

ファンクラブなんかもあったりしてた。


「でも、どうして由梨ちゃんの告白断ったの?

あんなに可愛いのに」



「俺、あーゆうタイプの女嫌いつーか
苦手なんだよなー…。」



苦手か。
その気持ちわからなくもないけど…。



「それに、俺好きな奴いっから」



へ?

好きな人いたんだ!!


それじゃあ由梨ちゃんふったのも仕方ないか…!







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