【続】早瀬くん、好き。


「まだ彼女っていうの恥ずかがってんのかぁー?
付き合って1ヶ月たつんだからいい加減なれろよ」


呆れ顔で私の頭をポンっとする。


だ、だって、恥ずかしいものは恥ずかしいんだもんっ…。


しかも早瀬くんに頭ポンなんてされたら
赤面するよ、絶対っ!


嬉しいけどさ。




「ちょっとー、私たちいるの忘れてませんー?」




愛花の言葉で
あっ、愛花たちもいたんだっけ。

と気付かされる。



「俺…びっくりしてんだけど」



雄介くんが驚いた顔で私たちをみる。



びっくりしたって何に?



「…いや、だってさ月夜でも女に甘えるんだなぁーって思って。
しかも笑ってるし。」



ん?
早瀬くんが私に甘えてる…?




「はぁ?
俺のどこが甘えてんだよ」



早瀬くんは雄介くんを睨む。



「いやぁー、だってさ?
月夜とはずっと一緒にいるから分かるけどお前どの女にも無表情だし。

…それにそんなからかったりしねぇじゃん」



えっ、それって私にだけってこと…?

長い間つるんでる雄介くんが言うんだから間違いないよね!?

やばい…嬉しすぎるっっ‼︎‼︎
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