【続】早瀬くん、好き。


「あー確かに。
私も早瀬が女にここまで絡んでるの初めてみたかもー」


「だろだろーっ?
いやぁー、月夜にも心から安らげる場所ができてよかったよ。うん。」



心から安らげる…場所?


それが私…?




「早瀬くんっ!」



「なんだよ…」



「あのっ…、もっとほっぺひっぱっていいよっ‼︎」



「バカか…お前は」




本気なんだけどなぁ?

だって、そんなことするのは私にだけでしょ?

ってことは、つまり、安らげる場所ってことだもんねっ‼︎


ふふ、今日はいいことありそうな予感♪



「よォー。
南中の元番長さん」


いかにも柄の悪そうな人が私たちの方を見て話しかける。


南中の番長…?


ってだれ!?



「あー…、どうも。
久しぶりっす、西田さん」



隣にいた早瀬くんがその…西田さん?
って言う人に応答する。


えっ!?
早瀬くんが南中の元番長なのかっ?

でも、ありえない話じゃない。







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