【続】早瀬くん、好き。



「あ、私は全然っ‼︎
本当にすみませんでし…た」


そう言って頭をあげると…
見覚えのある顔だった。



「えっ…鮎原だよな?」


「う、うんっ」


見覚えのある顔なんだけど誰だか思い出せない。



「もしかして俺のことわかんない?」


「あ…はい、まぁ」



「ははっ、久しぶりだもんなっ」



あ…この笑顔知ってる。

いつも私を笑顔にしてくれた笑顔。


「えっと…中津くんだよね?」


「そう!ピンポーン」



本当に中津くんなんだ…。

一瞬誰だかわからなかった。


だって中津くん、あの頃みたいな幼さは
もうなくてすっかり男の人になってたから。


しかもかなりのイケメンになってた。


あの頃もモテてたけど今はもっとモテてそう。


「心春ー?
大丈夫?
てかこの人知り合い?」


愛花は中津くんを見て言う。









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