【続】早瀬くん、好き。


「なぁ…別行動にしね?」



え?


早瀬くんが口を開いて言った言葉。


「お前ら2人は好きにしろ。

俺は鮎原と行動すっから」



早瀬くんと2人きり?


ま、まじですか‼︎


効果あり?へへ。


「よしーっ、そうしよっか!
てかここでもう解散でいーじゃんっ。

私と雄介も好きな時間に帰るから
心春と早瀬ものんびりしてきなぁー」


「おー、賛成っ‼︎」


よっぽど愛花と2人きりになれてよかったのか雄介くんはルンルン。


「俺はいいけど、鮎原は?
それでいいか?」


早瀬くんが私に聞く。


「も、もちろんいいよっ‼︎」



ひゃほーい‼︎‼︎‼︎


心の中で叫ぶ。


「じゃあ決定だねっ♪
心春帰ったらメールすんねっ」


「う、うんっ!」



愛花と雄介くんは仲良くどこかへと消えていった。



「じゃ俺たちも行くぞ」


「うんっ‼︎‼︎」


私たちも歩きはじめた。



「ねぇ、そういえば早瀬くんと水族館来るの2回目だねっ!」


「あぁ、だな」



あの時はまだ付き合ってなかったけどね。


今は付き合ってるんだもんね。

なんか本当夢みたいな話だよなぁ。


なんて1人で考えていると…


「あれっ?早瀬くんがいないっ!?」


人混みでどうやら迷子になってしまった私。










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