ストロベリー*ワルツ
「どれ、凜、ちゃんと課題やってきたんだろーな。」
「へへーん!バッチリ!聞いてて!」
私はグランドピアノの反対側に回って大人しく凜のピアノを聞いた。
凜の音色はなんだか安心する。
楽しく弾いてるって、伝わってくるから。
楽しく弾くって、何だっけ。
私はピアノが楽しいと思ったことはあるのかな。
「凜、そこ少し違う。」
…普段翔ちゃんはピアノを弾かないけれど、年に一度だけある発表会ではお母様方のリクエストした曲を演奏している。
やっぱり先生だけあって、生徒よりも全然上手い。
翔ちゃんの演奏を楽しみにしてくる保護者の人も少なくはないと思う。
「へへーん!バッチリ!聞いてて!」
私はグランドピアノの反対側に回って大人しく凜のピアノを聞いた。
凜の音色はなんだか安心する。
楽しく弾いてるって、伝わってくるから。
楽しく弾くって、何だっけ。
私はピアノが楽しいと思ったことはあるのかな。
「凜、そこ少し違う。」
…普段翔ちゃんはピアノを弾かないけれど、年に一度だけある発表会ではお母様方のリクエストした曲を演奏している。
やっぱり先生だけあって、生徒よりも全然上手い。
翔ちゃんの演奏を楽しみにしてくる保護者の人も少なくはないと思う。