ストロベリー*ワルツ
少し、胸の塊が軽くなった気がした。


「莉緒、何があった?」


あぁ、翔ちゃんはエスパーだ。


『ピアノを弾かない貴方なんていらないって言われた。お母さんに。』


「…そっか。」


そういうと、翔ちゃんは黙って背中をさすってくれた。


なんとなくだけど、今世界に私達だけなんじゃないかなって思った。


そして、すごく居心地がよかった。
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