ストロベリー*ワルツ
「じゃあ、電気消すぞ。」
『ん。』
私が泊まる時は翔ちゃんは床に布団をひいて寝る。
多少罪悪感はあるけど、翔ちゃんがいいって言うからあまり気にしなくなった。
暗くなった部屋で瞳を閉じて考える。
もし、無理矢理ピアノをやめたらお母さんは怒るかな?
…怒るな。絶対。
翔ちゃんにも会えなくなるのかな。だって、教室にくる理由がないもの。
本当はわかってる。私は翔ちゃんが好きなんだってことぐらい。
ただ、認めてしまったら、もう後戻りはできない気がして。
『もう、わかんないよ。』
口内で呟いたその言葉は、暗闇の中に消えた。
『ん。』
私が泊まる時は翔ちゃんは床に布団をひいて寝る。
多少罪悪感はあるけど、翔ちゃんがいいって言うからあまり気にしなくなった。
暗くなった部屋で瞳を閉じて考える。
もし、無理矢理ピアノをやめたらお母さんは怒るかな?
…怒るな。絶対。
翔ちゃんにも会えなくなるのかな。だって、教室にくる理由がないもの。
本当はわかってる。私は翔ちゃんが好きなんだってことぐらい。
ただ、認めてしまったら、もう後戻りはできない気がして。
『もう、わかんないよ。』
口内で呟いたその言葉は、暗闇の中に消えた。