二人だけのヒミツ~黄眼の少女の高校life~
昼休み、私は学級委員の如月さんにつられて学校を案内してもらった。

案内してもらっている間私が通ると好奇の視線が。

「ねぇ、あのこってさ」

「ああ、転校してきた」

この時期の転校だったから、すぐに広まったらしい。

「天川さん、もう有名人みたいね。」

「あ、はい。」

「これで一通り案内は終わったけど何か気になることはない?」

「いえ、ありがとうございました。」

そしたら如月さんが気まずそうな顔して聞いてきた。

「天川さん、この髪の毛って地毛なの?」

「私の父方の祖母が外国人でクォーターなんです。」

「あ、そうなんだ。あと、何で敬語?」

「癖で。」

私がそう言ったのを最後に少し沈黙状態に。
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