二人だけのヒミツ~黄眼の少女の高校life~
私が靴箱に行くと、結人君がいた。

「結人君?どうしたの?」

「止まないかなって思って。」

「いや、、むしろ激しくなってるし。」

だよね、と結人君が苦笑いをした。

「結人君の家ってどこ?」

「ここをまっすぐ行ったところの交差点の近くだけど。」

結人君が指したところは私の帰り道と同じところだった。

「じゃあ家まで送っていくよ。私、折り畳みあるんだ。」

「じゃあお願いしようかな。傘、持つよ。」

私が傘を渡すと行こう、と大雨のなかを歩き出した。

結人君は、私より20センチほど高いから傘が高い所に。

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