二人だけのヒミツ~黄眼の少女の高校life~
私は思いきって結人君に聞いてみた。

「結人君、どうして私の行動がわかるの?」

「知りたいなら、今日の昼休み屋上に来て。じゃ、先行くね。」

結人君が走り出そうとして急に振り向くと

「一緒に登校したら色々大変だから。またあとで。」

「うん。」

ーーいや、朝早いから誰もいないと思うけど。

「ふふっ!」

私は走っていく結人君の背中を見ながらもうすぐ見えてくる学校まで

小走りで行った。
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