二人だけのヒミツ~黄眼の少女の高校life~
私が教室に行くと案の定結人君一人だった。

「やっぱり一人だった。」

「天川さん・・・僕が走ったのがバカみたいだからみんなに内緒ね。」

結人君が自分の唇に指を当ててついでにウインクした。

その様子を見て私は思わず

「プッ、ハハッ!!」

「あ、天川さん?」

「ごめん、おもしろくて。」

「いや、そうじゃなくて、天川さん、笑った。」

「え?私だっておもしろいときは笑うよ?」

私がそう言うと結人君が不思議そうな顔をして
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