二人だけのヒミツ～黄眼の少女の高校life～

「初めまして、天川流星です。よろしくお願いします。」

何回言ったか分からないありきたりな自己紹介をして担任の先生に
指示された席に座る。

そのために、私が生徒の机の間を通ると、

「ねえ、あの子毛先金髪だ。」

「もしかしてさ、アレ、なんじゃない?」

「ハーフかもよ。」

またきた。このこそこそ話。

私が通るとき、少し高めの二つ結びで後ろに流していた髪の毛を見て

"ハーフ"とか、"ヤンキー"とかありもしないことを囁いている。

私はお父さんのお母さんが外国人だからハーフではないけど

外国人の血は入っている。