あたしの好きな人
「何じっと見てんの?」
「ええぇっ!!?」
お、起きてたの…
「で、俺に会いに来てくれたの?」
「は?金髪ってホントに馬鹿?」
「誰、金髪って」
「あなたですけど…」
……………
まさか自分が金髪ってこと気づいてないとか…
なわけないでしょ
「朝、名前言ったよね?」
「いや、あの時は…恐怖で」
「恐怖?……ぶっ!あっはははっ!!俺怖がられてたんだ〜」
怖がられてた、というより、怖がられてる
今も怖くないわけじゃないし
だって金髪だもん。