薬指の約束は社内秘で
「それって、禁断のオフィスラブってやつ? なんかエッチね」
「やだっ、会社ではそういうことしないから」
「ふふっ。顔赤いし! 昨日の夜あたり『そういうこと』してたとか」
どうして、美人っていうのは揃いもそろって、勘が鋭いんだろう。
仙道さんに続き鋭いところを愛美に突かれて、ははっと苦笑いを返す。
臨時とはいえ、上司である葛城さんとの禁断のオフィスラブ。
(あっ、本当だ。言葉にすると、ちょっとエッチな響きだ……)
その話をしたら、愛美は興味津々といった感じだった。
社内ではオフィスラブを禁止されてはいないけれど、葛城さんが直属の上司であるいま、オフィシャルにしていいものかと悩む気持ちがあって、愛美を呼び出していた。
電話でそのことを少しだけ打ち明けたら、「3年ぶりの愛の恋バナ。会って詳しく聞きたいな」と言われて、いまのランチに至る。
「やだっ、会社ではそういうことしないから」
「ふふっ。顔赤いし! 昨日の夜あたり『そういうこと』してたとか」
どうして、美人っていうのは揃いもそろって、勘が鋭いんだろう。
仙道さんに続き鋭いところを愛美に突かれて、ははっと苦笑いを返す。
臨時とはいえ、上司である葛城さんとの禁断のオフィスラブ。
(あっ、本当だ。言葉にすると、ちょっとエッチな響きだ……)
その話をしたら、愛美は興味津々といった感じだった。
社内ではオフィスラブを禁止されてはいないけれど、葛城さんが直属の上司であるいま、オフィシャルにしていいものかと悩む気持ちがあって、愛美を呼び出していた。
電話でそのことを少しだけ打ち明けたら、「3年ぶりの愛の恋バナ。会って詳しく聞きたいな」と言われて、いまのランチに至る。