君色ノート。
入学式がやっと終わって、そのまま下校。
新しい友達と声を交わしてる子もいれば、そのまま下校していく人もいる。
教室でも行こうかな。どうせ暇だった私は教室へ向かった。
席に着き、"MY NOTE”を取り出し書きとめた。
忘れないうちにかかないとね...!!
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4月5日
入学式も無事に終了~!!
朝からいろいろあった。疲
逢沢竜太くんっていうお友だちもできた!!
クラスの雰囲気もすごくよくて安心安心!!
明後日からはさっそく授業..!
頑張らなければ。
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「ふう...」
ため息をつきながらスマホの時刻を見る。
よし、もうそろそろ帰ろうかな。
「ゆりぃぃぃぃいいぃいいいいい~♡♡」
「わあああ!!彩香ちゃんんん!!!く、くく苦しいよぉ...!!」
大声で抱き着いてきた相手は、親友の彩香ちゃん!!
中1の時に初めてできた友達ですごく仲がいいの。
彩香ちゃんはすごく美人で運動ができて中学生のころはすごくモテてた。
「ずっと探してたんだよ!? 探してもゆりいないし!!」
プンプンして怒っている姿も可愛い彩香ちゃん。
すみません。彩香さま...。
「ごめんね。朝寝坊しちゃって...」
「はは! ゆりは本当昔から変わんないね!!」
いや。一応今日から、生まれ変わったはずなのですが...。
考えていた私に
「ほ~ら。!! ゆり!帰るよ~!!」
「彩香ちゃん、新しいお友だちと帰らないの??」
彩香ちゃんは皆からの人気者で誰からも好かれるからきっと友達なんてもうたくさん作ってるはず。
困った顔して近づいてくる彩香ちゃん。
なんかまずいことでも言ったかな...
「ゆりと帰りたいの!!ずっと一緒だったんだから当たり前でしょ!」
「うぁああん 彩香ちゃぁぁああああん!!」
「はいはい。 泣くのは後で!! ほらほら帰るよ~!!」
昔からお姉ちゃんみたいな存在で、優しくていつもそばにいてくれた彩香ちゃん。
そして早歩きで廊下を歩いていく彩香ちゃんの後ろについていく。
明日からの学校が楽しみになった。