〜双子の憂鬱〜

「二宮さんに、メールしてみようかな。」

「え?」

・・・女のカン、だけど。

彼が狙っていたのは自分ではなく、大河内。


「あたしね、二宮さんは大河内さんのことを取られたくないって思ってる気がするの。」

「はぁ?なんそれ、、、って、え⁈」


多恵は目をまん丸にする。

あくまでも、由有のカン、なんだが。


「違うかもだけどね。見てる先に大河内さんが居る気がするの。
だから、あたしに牽制かけたのかなーって。」

「うわ、ホントに?こんな田舎にも居るんだねぇって、田舎とか関係ないか。」

多恵は大きくため息を着いた。


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