占いを、信じてる!
…暑い。


てゆーか実は明日から夏休みなのにこの学校は何考えてるのか…




クラスのみんなも暑そうにダラダラしている。


咲を除いては。




さっきから咲はクラスのみんなの体操服をひっぱったり、肩をポンポン叩きながら
「はりきってやろー!」
「共に頑張ろう!」


などとクラスのみんなに話し掛けていた。



みんなはうざそうに咲をよけていた。






ピ─────


笛がなり、体育教師のくせに色白のホワイト先生が
「並んでくださーい」
と声をかける。



みんなダラダラと、ホワイト先生から少し距離をとって一列に並んだ。


向かい側には対戦相手とみられる、他のクラスが並んでいた。




「うちら3組とやるらしーよ」

咲が耳打ちしてきた。



わたしたちの学校は一学年10クラスもある大きな学校で、わたしは9組。


だから正直3組の人なんて知らない。



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