占いを、信じてる!
ふと、わたしの目につく人がいた。


相手チームのコートの左端の隅に、さっきからずっと動かずうずくまっている男子がいる。



「ねえ、あの人どうしたんだろうね?」

咲に話しかけると


「さっきからずっと動いてないよね。寝てんのかな?」


咲もその男の子を気にしていたようで、


「あたしが元気づけてくる!」



と、咲は走って男の子のところまで向かった。






「元気だしなって!そんなとこにいたら当てられちゃうよ?」



咲に突然声をかけられて、男の子は一瞬びくっとしてこちらを振り向いた。









その顔はまさに…まさにわたしの運命の人。







「あ゛──!!!!!!小池くん!!!!!」



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