占いを、信じてる!
わたしもレジの方に向かおうとして、無意識に雑誌をつかんでいた。


だからそのままレジに並んで男の子を観察することにした。

見れば見るほどかっこいい。

(年はわたしと同じくらいか、年下かな?てかあだ名つけないと…小池〇平似だから小池くんにしよう!)


そんなことを考えていると、小池くんはお会計をさっさと済ませて店を出ていこうとしている。

わたしも慌ててお金を払おうとして財布をのぞくと、
五円玉二枚しか入っていなかった!


「わ!えっと、…あの…戻してきます…。」


恥ずかしくて、なるべく目立たないようにしぶしぶ雑誌をもとあったところに戻しにいった。


わたしが店の出口を見ると、小池くんがこちらをちらっと見た!(気がした!)


わたしはもっと恥ずかしくなったけど、店を出ていった小池くんを追い掛けた。


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