miss you.
「ブラ透けてんぞ。」

「へぇっ!?!?!?」

「嘘。」

「はっ…?」


な、何こいついきなり。

なんか、なんか…この会話…

「あん時みたいだな。
…俺らが付き合ってた時。」

なに、考えてんの…。

そんなの今の私には全然嬉しくない言葉。

過去を押し付けてきて、私にまた辛い思いをしろって言ってきてるように感じる。


「臭子傷つけたら許さない。
 私は臭子の友達でもなんでもないよ。
 でも、許さないから。」


自分でも何言ってるかわかんないけど。

それだけ言うと、出巣予の反応なんか見ずにその場を飛び出した。


"違う!"

そう出巣予が叫んでいたことを、

私は知らない。
< 12 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop