miss you.
ヤメテ
授業中も出巣予をみつめる。
私の方を見ない出巣予の背中は、付き合ってた時の背中よりも冷たく見えた。
当たり前ってわかってるけど、理解している以上に辛かった。

「出巣予…、今日、一緒に帰ってもっ…い?」

臭子はいつも積極的だ。
でもなんだか今日はいつも以上に積極的。
一緒に帰る?

やだよ…。
お願い、断って。

なんて。
嫌がる資格もないくせにね。

「あー。別にいいけど方向正反対じゃね。」

「ううんっ、あたしがそっちにいく!あたしが帰りたいんだもん…」

「あぶねーじゃん。今日どうせ暇だからいーよ。俺そっち行くわ。」

「あ、あぶなくないのに…ありがとっ。」

「別に。」


オッケー、しちゃった。

あぁもう…。
辛くなるなら
聞くなバカ。

なんでこんな気にしちゃうの。

いつになったら諦められる?
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