交響曲!


あんな奴、

それこそ海外に忘れてこられれば
よかったに違いない。



と、ふつふつと私が

考えていることなど露知らず。



そういえば、と睦月が口を開く。



「この間、部員の名簿に

知らない名前があったんだけど。

キララ、知ってる?」



机の上にあった部員名簿を

ひょいと持ち上げて、

指差す睦月。


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