都合のいい女の条件

書類とファイルが散乱しているダイニングテーブルに

半身をのりだして

端から見たら

とても無様な格好だけど


―止められなかった




「あ、の」

「…つい、嫌だったか?」



「いえ、ちょっとビックリしただけです」


…俺は何をしてるんだ



「この処理終わったら飯に行こう
俺も、もう終わりだから」


「はい」

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